計量法と取引・証明と計量管理と計量単位の使用
Measurement Law, Transaction / Certification, Measurement Control and Use of Measurement Units
計量法と取引・証明と計量管理と計量単位の使用
計量法と取引・証明と計量管理と計量単位の使用
計量計測のエッセー
計量法と取引・証明と計量管理と計量単位の使用


標高1,400mの八ヶ岳高原に萌え広がる新緑。5月16日撮影。

計量法と取引・証明と計量管理と計量単位の使用

(本文)


 カーテンを吊り下げるためのレールを造れない国が大陸間弾道ミサイルや宇宙ロケットを飛ばし、宇宙船を築いている。技術とは何かということを思案させる。日本では計量器の精密さや計量結果の値が計量法で規定されており、これらの計量のことを計量管理と考えてきた。計量法の規定を満足させる計量行為全般にわたる分野を計量管理といい、これらに対して狭義の計量管理の概念を与え、製造や商品流通など広範囲な計量行為を広義の計量管理としてきた。

 計量は目的に応じて必要な度合いの正確さで実現されるべきである。計量法が求める正確さを実現させるために計量器の製造技術にかかわる計量は計量管理だ。商品量目の規定に適合した量目管理をすることも計量管理である。グラム単価が高い金の質量計測には精密度に優れた質量計を使うことになる。鶏肉の計測には金を計測するのに求められる精密度の質量計は求めない。計測の合目的性がここにはある。計量法が規定する計量の精密さへの要求は商品の取引や証明にかかる分野に限定されている。計量法は一般産業における計量の精密さの度合いには規制的に関わることはない。ただし産業計測分野にあっては用いる計量単位は国際単位系として規定されたSIを用いることを求める。質量の表記のための記号は㎏である。KgやKGと表記するのは国際単位系(SI)の規定に背いている。計量単位を使う場合には国際単位系(SI)の単位表と照らし合わせるようにしたい。

 国際単位系(SI)の単位表記は日本で使う単位記号が世界の国々が使う単位記号と一致させるためである。国際単位系の意識が薄い国々ではともするとSI単位記号を用いないことがある。米英のヤードポンド系の国々は国際単位系(SI)はフランスの覇権によるものだという意識がどこかにあるようだから、表向きは了解していても文化の深いところでは自己主張が働いている。

 計量法と取引・証明と計量単位の使用に関係する基本事項は次のとおり。

 計量法における単位規制の概要。

1、計量の基準
 「長さ」、「質量」、「時間」など、数値でその大きさを表すことができる事象や現象がある。計量法では、取引又は証明、産業、学術、日常生活等の分野での計量で重要な機能を期待されているか否かの観点から対象とすべき事象等を列挙し、これを「物象の状態の量」と定義する。 計量法においては、国際度量衡総会で決議された国際的に合意された単位系である国際単位系(呼称、SI又はSI単位)によるものなど確立された計量単位の存在する72の物象の状態の量を法律(法第2条第1項第1号)で、確立された計量単位のない17の物象の状態の量を政令(計量単位令第1条)で定めている。また、72の物象の状態の量に対応する「計量単位」を「法定計量単位」として定め、その「定義」は計量単位令で定めている。

2、取引又は証明における規制
 計量法では第8条第1項において「法定計量単位以外の計量単位(非法定計量単位)は、第2条第1項第1号に掲げる物象の状態の量について、取引又は証明に用いてはならない。」と、定めており、72の物象の状態の量について、取引又は証明において非法定計量単位の使用を禁止している。計量法では取引及び証明の定義を法第2条第2項で次のように定めている。「この法律において「取引」とは、有償であると無償であるとを問わず、物又は役務の給付を目的とする業務上の行為をいい、「証明」とは、公に又は業務上他人に一定の事実が真実である旨を表明することをいう。」

(1)取引における計量
 取引における計量とは、契約の両当事者が、その面前で、ある計量器を用いて一定の物象の状態の量の計量を行い、その計量の結果が契約の要件となる計量をいう。工程管理における計量等、内部的な行為にとどまり、計量の結果が外部に表明されない計量や契約の要件にならない計量は含まれない。計量した物に計量の結果を表示する場合については、その物が取引の対象となり、表示した計量の結果が契約の要件となるときは、その表示をするための計量は、取引における計量に該当する。内部の工程管理における計量結果の表明であり、工程管理上その計量結果の表示を用いる場合は、その表示のための計量は取引における計量に該当しない。

(2)証明における計量
 計量法第2条第2項の「公に」、「業務上」、「一定の事実」、「真実である旨を表明すること」の解釈は以下のとおり。「公に」とは、公機関が、又は公機関に対しであること。
「業務上」とは、継続的、反復的であること。「一定の事実」とは、一定のものが一定の物象の状態の量を有すること。特定の数値で表されるのが一般的であるが、ある一定の水準に達したか、達していないかという事実も含まれる。「真実である旨を表明すること」とは、真実であることについて一定の法的責任等を伴って表明すること。参考値を示すなど、単なる事実の表明は該当しない。

(3)「取引又は証明」に該当する事項
 具体的には、次のようなものが、「取引又は証明」に該当する。
a、物品の質量による計量販売(牛肉500グラム)
b、物品の規格値による取引(10ニュートンの力に耐える木材)
c、土地の登記のための測量
d、都道府県に提出する排水の総量の計量

(4)「取引又は証明」に該当しない事項
 次のようなものは、「取引又は証明」に該当しないと考えられる。
a、スポーツ、ゲームなど取引又は証明に関係の無い日常生活における単位の使用
b、学術論文など学術研究における単位の使用
c、学校教育において、教育上の観点から教育段階に応じて適当と判断されて定められた単位の使用

(5)取引又は証明に用いられない計量単位についても法定計量単位を使用することが望ましい。
取引又は証明に用いられない計量単位については、計量法の規制の対象とならないが、計量法の目的に照らせば非法定計量単位の使用が普及することは望ましくなく、法定計量単位を使用することが望ましい。

2022-05-26-measurement-law-transaction-certification-measurement-control-and-use-of -measurement-units-

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(不適切な表現などについては意に反するものですのでご容赦ください)

2020-06-15-japan-frightened-by-covid-19-and-evacuated-to-a-cave-for-3-months-
 
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計測と計量管理の教養こそ計測技術者が身につけるべきこと

計測がねじ曲げられると白が黒になる(白いものを黒くしてしまう社会の掟の怖さ)

いつでも使える計量辞書としての国際単位系ページの利用

田中館愛橘の物理普及講演と寺田寅彦の物理学を元にした随筆

適正な計量の実施は国家と地方公共団体が共同して実現すべきもの

富士山より高かった八ヶ岳が崩壊すると泥流は甲府盆地の向こうまで流れた執筆 甲斐鐵太郞
韮崎と須玉に連なる丘の七里岩は八ヶ岳崩壊による岩屑(がんせつ)なだれの跡だ


計量計測のエッセー ( 2018年1月22日から日本計量新報の社説と同じ内容の論説です)

素直でない人は嘘をつく 素直とは正直者のことだ

法人とその構成員の意欲と能力を映し出しているwebサイト

数値や言葉を翻訳変換して診断する

大手情報媒体が低俗化しフェイク情報が充満する

人は他の人を映し鏡として生きる意義を成立されている

カメラの撮影枚数にみる技術開発とリチウムイオン電池


地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ

球速表示160kmは確かか(球速表示160kmは信ずるに値するものなのか)

内需依存型産業社会日本と人口減少社会の在り方

(タイトル)
控えめな計量法が適用されて実現する平和な社会
(サブタイトル)キログラムの単位記号はkgでありKGではない。メートルの単位記号はmでありMではない。

計量の教養こそ身に付けるべき課題だ

0.1%の計量器の検定・検査が世のなかに適正計量を実現をもたらす

地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ
見えないモノを見えるようにする計測技術
強い欲求をもっているとニーズは自ずと分かるものらしい
すべては丈夫な身体と丈夫な心あってこそ
消費は人口減少の度合いで減りGDPも同様に推移する
キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上
質量と重量の違い及び質量の単位キログラムの定義変更
規則に照らせば不正でも総合性能としては問題ない事柄
バベルの塔とノアの箱舟の伝説と旧カヤバ工業の免震性能偽装
計量と計測は人の間にどのようにかかわるか
自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
日本人の頭骨の変化を計測値が示す副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度
自動ハカリの指定定期検査機関の動向を観察する
計測の在り方と計測値の表示をめぐる諸事情
計量協会webサイトから日本の計量行政の未来が見える
光波干渉測定システムはアインシュタインの理論を事実として確認した
収賄で終身刑になる中国要人と首相をかばい罪に問われる日本の官僚

ウィキペディアによる計量の世界の説明は1割ほど
時代の波と計量器産業の浮き沈み
世界でも範たる状態を築いている日本の計量行政
中国では日本以上の人口減少状態が出現している
ハカリの定期検査実施漏れは計量憲法である計量法違反だ
城下町の鍛冶屋が日本の産業の元になった
山口高志投手の球がベース通過時点で一番速かった
福島産の農産物と海産物と放射線測定器
通信と自己診断機能は計量器の法制度を変える
計れと人を管理したQC運動に対比される品質工学
モノの数量表現と性質表現の仕組みである国際単位系(SI)
計量法の実質の内容を変える政省令の理解と解釈
ハンドルで曲がらずブレーキで車は止まらない
計量計測のエッセー

学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方

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事実は小説よりも奇なり 二つの事件
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旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

滋賀県・草津市の宿で王将の餃子をたべた

京都三条の街は気詰まりで滅入る

神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ


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川崎大師平間寺で願い事をする

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ダイヤモンド富士

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仙台藩と青葉城

カラスウリが赤くなって秋です

スズランが赤い実を付ける秋の始まりです
 
 
 
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